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勝手に塩クロワッサン



少し書きましたので

お時間あればお読み下さい。

 

 

【勝手に塩クロワッサン】

いつも決まった時間にパンを買いに来る女性がいる。

 

私はその時間が近づいてくると、
店の中を綺麗に整理し、
時間を見計らって焼き上がったばかりの
彼女がよく買う塩クロワッサンを並べ、
その時間を待った。

 

別に彼女が気になるとか、
どうのこうのというわけではない。
ただクロワッサンを
食べて欲しいだけだ。

 

そして店を閉める時間になった。

寒かったせいかお客様もあまり来なかったが、
彼女も来なかった。

 

別に彼女のせいではないが、
今日は余ったクロワッサンを
持って帰ることにした。

 

帰り道、
彼女が彼氏らしい男性と
パスタ屋さんに
入っていくのが見えた。

 

 

家に着き

ふと、さっきのことを思い出した。

「そっか、今日はパスタな気分だったんだな」

と、
勝手にフラれた自分に
言い聞かせながら、
余ったクロワッサンを食べた。

 

塩クロワッサンのせいか、
今日のクロワッサンは
少ししょっぱい味がした。

 

〜END

 

 

今日は少し短い物語を載せてました。

勝手に妄想してしまうことがよくありますが

ほんと勝手なんです。

 

こんな妄想が書くことの面白いところでもあります。

 

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

【好きなものたち】パンとコーヒーの時間